アロマノトビラ

~カオリノチカラ~ オトコのアロマ

おすすめアロマ本 『医師が認めたアロマセラピーの効力』

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アロマ関連書籍 ~図書館~

アロマテラピー、またはアロマ、香り、匂い、嗅覚などに
関連する書籍を紹介します。
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今回のおすすめはこちら。

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『医師が認めたアロマセラピーの効力』

川端一永著 KAWADE夢新書

 

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いよいよ寒さ厳しくなるこの時期。
周囲にあやしい咳をしている人がいると、
気になったりしますよね。

日頃の健康管理も大事ですが、
この時期の風邪や流感には特に
気をつけたいもの。


しかし「薬」といえばどちらかというと
「罹ってしまってから飲むもの」
なので、手洗い・うがいやマスクを
するとかが主な予防法、ということに
なります。

 

そこで目をつけたいのがアロマの力。

この書の182ページを参考にしましょう。

----引用----(P183)

…アロマセラピーは、風の予防や早期改善に
とても役立ちます。ティートリーの精油には
強い抗菌作用があり、ユーカリ・ラジアタの
精油は、抗菌作用とともに気管支の症状を
改善する作用があります。

【用い方】

●塗布
 ユーカリ・ラジアタ2滴と
 ティートリー2滴を植物オイル10ミリ
 リットルで薄めて胸と首に塗ります。

●内服
 …
(基本的に内服については医師の指示が必要
 なため、本書を直接参照ください)

----引用----終

こういった感じで身近な病や心身上、健康上の
悩みに応えてくれるアロマセラピーの実践法
が詳しく紹介されています。

世にあふれる「アロマセラピー本」には、
女性向け、美容・エステに絡んだものが多く、
男性目線として取り上げることが機会
(チャンス)としてほとんどないように思え
ますが、こういった内容ならば、むしろ
オトコも「明日を闘うために」積極的に
知っておきたい、興味ひかれる内容なのでは
ないでしょうか。

 

moccian.hatenablog.jp

 

 先にこの記事でも紹介したこの書。

もともとペインクリニックのドクターという
「身体の痛み」専門のお医者さんならでは
の発想で、精油のもつ働きを詳しく研究され、
また、著者の娘さんも被害者となる
大きな事件もきっかけとなって、
アロマセラピーを積極的に取り入れ、
実践をされてきました。

 

「アロマセラピーは魔法や気分の類ではなく、
実際にさまざまな病気に対して効力がある」

 

このことを科学的に証明し、実践の効果を
著したのがこの書です。

 

ワタシはこれまで、
「香りに対する人それぞれの好き嫌いは千差万別。
なので、ラベンダーが「いい香り」だから
リラックス効果がある、のであり、
この香りが苦手な人にとっては逆効果となって
むしろリラックスなんてできないのだろう」
と思っていました。

ところが、この書によると
「好きな香りだから心身に効く」が全てではなく、
精油の成分が本来持っている力が、
身体や脳へ作用し効果を表すのだということ。
つまり、キライな香りであっても、身体の方では
精油成分が働くことで化学反応やホルモン分泌作用
が起き、効果を表すらしい。

もちろん、キライな香りでリラックスを求める
のはやはり「精神的には」逆効果なので、
同じような成分を持つ、他の精油をつかって
治療を行うのだ、ということで、ワタシには
何とも「目から鱗」の話でした。

 

とにかく様々な症例に対して、具体的な精油と
その使用方法が詳細にレシピの如く列挙されて
いるこの書。これ以降、ワタシの強力な
「メディカルアロマセラピー」の参考書と
なるでしょう。

 

「今のところ全然軽いから少し様子見よう…」
「薬飲むほどでもないだろう…」
「つらいのは慣れっこ。でも何か良い対策があれば…」

 

のようなちょっとした悩みの段階であれば、
この書にかかれているアロマセラピーの実践が
役立つことがあるかも知れません。

 

オトコ目線でもう一つ、
「気になるタイトル」を挙げておきましょう。

----引用----(P196)

【インポテンス】

現在ではインポテンスのことは、医学的には
勃起不全(ED)と言います。
(中略)
アロマセラピーの精油には催淫効果があるものが
古くから知られていてインドネシアでは、
新婚カップルのベッドにイランイランの花びらを
まきます。
(中略)

【用い方】

ベルガモット…

(後略)

----引用----終

ここでは3種の精油が挙げられています。
ワタシの手元にも全てそろっていましたので
(アロマ検定1級課題精油です)
早速試してみました(笑)
いえ、特に「ED」で悩んでいるわけでは
ありませんが、その「催淫効果」は「結構」
なものだと思います。
「クスリ」は使うのに少し躊躇する、という
ヒトには試してみる価値は十分あるといえます。

 

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<少しだけ引用>

…だからといって、アロマセラピーを、気分がくさくさ
したとき部屋に香水をまくのとおなじ程度のことと
思ってはいないでしょうか。たんなる気休め的なものと
認識している人が多いし、その程度のものと思って
行っている人も少なくありません。
それは大きな認識違いである、と私はいいたいのです。

 

お香は精油を用いるわけではないので、アロマセラピー
とはいえません。ただし、香りをかぎ心身の本来の働き
やバランスを取り戻すことによって、暮らしに彩りを
もたらすことはアロマセラピーと同じだといえるでしょう。

 

脳には痛みを伝える門(ゲート)があります。この門は
開いたり閉じたりしていまうが、気分がリラックスする
と門は閉じられ、痛みが伝わらなくなり、痛みは解消
します。精油の香りや、マッサージなどの心地よい刺激
はまさに気分をリラックスさせます。

 

アロマセラピーに限らず、いい香りをかいだら誰もが
リラックスできると一般的に思われています。ほんとうに
そうでしょうか。ワタシはアロマセラピーを治療に
取り入れ、研究するようになってから、そのことをずっと
疑問に思ってきました。
(中略)
…ラベンダーには鎮静作用があります。では、ラベンダー
の精油をかぐと、誰もが心が落ち着くのでしょうか。
(中略)
真正ラベンダーは刺激が強く、日本人でこの香りに慣れ
親しんでいる人はほとんどいないし、多くの人が嫌います。
ですから、日本人にラベンダーの匂いをかいでもらっても
いい香りとは感じず、鎮静効果も得られません。
そのことは、臨床的に確認できました。
(中略)
…リフレッシュなど心への作用を期待するのなら、好きな
香りでないとじっさいには効果は得られないということが
確認できました。
(中略)
先ほどのオレンジを使った実験の話に戻りましょう。(略)
同じ実験で、皮膚表面の温度をサーモグラフィで測定
してみたのです。すると全員が皮膚の温度が上昇して
いました。
この結果が意味するところは、精油にはそれを使う側の
好き嫌いとは関係なく、誰にも同じように作用する一面が
あるということです。
(中略)
ですから、嫌いな香りの精油だからといって、その効果が
まったく期待できないかというと、そうでもなさそうです。
そこにまた、精油の効力のおもしろさがあるのです。

 

のどの痛みには(略)アロマセラピーでは殺菌作用がある
ティートリーの精油がよく効きます。
ティートリーを使ったうがいや痰を取り除く作用がある
ユーカリ・ラジアタ、殺菌作用があるゼラニウムなどを
使って、首の部分に塗布します。即効性があるので、
のどを痛めやすい人は覚えておくとよいでしょう。
【用い方】
●うがい…ティートリー2~5滴を50ミリリットルの水に
たらして、一日に2~3回、うがいをします。
●塗布…ティートリー2滴、ゼラニウム1滴、ユーカリ・
ラジアタ2滴を植物オイル10ミリリットルで薄めて、
首に塗ります。

 

花粉症(アレルギー性鼻炎)
(略)花粉症やアレルギー性鼻炎には、ティートリーの
精油が非常によく効きます。
(略)他に塗布する方法や、吸引する方法があります。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりの緩和には…

 

アロマセラピーはオシャレな女性のためのもの、という
イメージもあるようですが、むしろ忙しいビジネスマン
にこそ効力を発揮するものといえます。

 

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<目次>

プロローグ
 ●医師が効力を認め、治療に使い始めた…
 あなたの常識を覆す本当のアロマセラピーの実力

 

1章
 ●効果てきめんなアロマセラピーの秘密…
 精油とは何か、なぜ香りが体を癒すのか

 

2章
 ●香りと人体のふしぎな関係
 脳と体の両方を回復するアロマセラピーのしくみ
    

3章
 ●あなたの使用法は間違いだらけ…
 最大効果を得るためにどんな精油を、どう使うか

 

4章
 ●自分でできる即効の”香り治療!…
 体と心の病気、不調、疲れ…を解消する
 実践ノウハウ

・頭痛、肩こり、水虫ほか
 つらい痛み、かゆみはアロマセラピーで撃退

・花粉症、高血圧、肥満、歯周病ほか
 現代型の厄介な病気はアロマセラピーで改善

・肌のトラブル、便秘、婦人病ほか
 キレイになれる「特効薬」
 アロマセラピーで全身美人に

・二日酔い、疲労、風邪、痰ほか
 多忙なビジネスマンの不調も
 アロマセラピーですっきり

・不眠、不安、意欲減退ほか
 疲れ傷ついた心の病は
 アロマセラピーで優しく癒す

・つわり、吐き気、産後のトラブルほか
 出産・育児の不安、トラブルは
 アロマセラピーで乗り切る

 

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『医師が認めたアロマセラピーの効力』

川端一永著 KAWADE夢新書

 

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