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アロマノトビラ

~カオリノチカラ~ オトコのアロマ

アロマテラピーも「道」のひとつ

アロマテラピーも「道」のひとつ

 


剣道、柔道、華道、茶道…

 

芸道にしろ、武道にしろ、プロとなり、

師となって、後進に教授する立場になっても

その道をさらに究めるため、日々精進を続ける。

 

究めても究めきれないのがその「道」

 

アロマテラピーもその奥深さから、

究めきれない一面を見れば「道」と言っても

良いのではないかとワタシは思います。

 

NHK(Eテレ)の「100分 de 名著」という番組、

今月(2016年5月)は宮本武蔵の「五輪書」が

テーマとして取り上げられていています。

名著54 五輪書:100分 de 名著

 

ふと、書店でそのテキストを見かけたのが

きっかけで第一回目を観ましたが、これが面白い。

タイトルを聞く度、「いつかは読んでみなくては」

と思いながら何となくやり過ごしてきている、

古典の名著の数々。今、Kindoleに「五輪書」、

そして図書館で借りてきた「風姿花伝」が手元に

あって同時並行で読んでいるところ。

 

「五輪書」は宮本武蔵だけに剣術の書だとばかり

思っていた。けど違う。もっと幅広く奥深い。

読んでいくと、諸芸諸能すべての道において

当てはまる。当然、アロマテラピーもしかり。

 

この書の中で「拍子」について、書かれている

件(くだり)がある。

拍子(ひょうし)はリズムのこと。

 

音楽などで拍子と言うと、まわりと合うことを

その基本とするが、

兵法においては、敵と「あふ拍子」を知るとともに、

敵の意表を衝く「ちがふ拍子」も知らなければ

ならないとする。

 

これは、カウンセリングにおいて、

相手の持つ心身の「拍子」をいかに知り、

いかに合わせたり、変拍子を加えたりして調子を

整えていく、という過程にも当てはまるようだ。

 

今は「地の巻」。まだ「水(すい)火(か)

風(ふう)空(くう)の巻」が控えている。

 

読み進めるのが楽しみ。。

 

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100分de名著 2016年5月―NHKテキスト 宮本武蔵五輪書

宮本武蔵「五輪書」 (角川ソフィア文庫)


これ以下はあまりアロマテラピーとは関係が

ない部分だけど、印象に残ったことをメモした

ものを少し。


「巌流島の決闘」の顛末は、映画や芝居などで

繰り返し変奏され、そのイメージがあまりに

強固なものになっているが、

実は吉川英治が書いた小説「宮本武蔵」による

虚像である。

 

儒教的な考えでは、商人は、人を偽って儲ける者

として卑しまれるが、そのような職業観とも

武蔵は無縁。士農工商はすべて、それぞれに

世の役割を担っている平等な職分であると

とらえている。

 

剣術は道場稽古のみになってしまった。しかし、

いくら道場で勝てるようになったとしても、

実際の合戦となれば一対一で戦うとは限らない。

また、戦う場も板の間ということはない。

そんな道場稽古だけで勝ちを得ようとするのは

「なまへいほう大疵のもと」

(生兵法は大怪我の基)

<生半可な知識や技術は、かえって

 大失敗のもとになる>

と武蔵は批判している。

 

武蔵にとって「武士の精神」とは死の覚悟など

ではなく、あくまで「すべてにおいて勝つこと」。

勝ち続けて、身を立て、名を上げる。

そのようにして最も優れたものになろうとする

意識こそが兵法の道、すなわち武士の精神。