アロマノトビラ

~カオリノチカラ~ オトコのアロマ

情報過多

昨年暮れ、愛車を車検に出したところ、

ある部品がもう全くダメになっていて

車検が通らない、ということがわかりました。

 

大切に乗り続けて15年目。

もう相当にガタがきて当然な上、

今の時代でいう全然「エコ」じゃなく、

そういったモノは、税金を上げたり、

どんどん排除されていく、そんな流れの中、

乗用にはまだ問題ないはずのその車でも、

手放さざるを得なくなってしまった。

 

車検切れまで時間があまりない中、

急ぎ新たなクルマを手配する必要に迫られるが、

もともと懇意にしていたディーラーも

15年も経つと、担当の人が入れ替わり、

もう3代目になる私の担当者は、

残念なことにいろんな意味で

信頼がおけない人物でした。

 

そうなると、

もうそのブランドやメーカーへのこだわりを

失ってしまい、新たに「信頼できそうな」

ブランドまたはお店、もっと言えば

担当してくれる「ヒト」を探したくなるもの。

 

そもそもコネやつながりが広くない私は

まずその方面に詳しい友人に

意見を求めることにしました。

 

必要だからといって「ポン」とすぐ

クルマ一台手に入れることができるほどの

余裕があるわけでもない。

 

また、車種にしても

選ぶ基準は超微々たるものであり、

よく似た性能、外観のものがたくさんある。

 

クルマに限ったことはないけど、

その人の好き嫌いに寄ることの多い

口コミの類もある程度参考になるけど、

やはり最終的に決定打となるのは

『自分の好み』。

 

まさに「情報過多」の中から

その友人の意見を参考

にしつつ、自分の条件にすり合わせて、

今本当に必要、かつ欲しいものを選び出す。

 

これを面倒くさいと思うか、

楽しいと思えるか。

 

私はどちらかというと

後者、『過程を楽しむ』タイプです。

 

選ぶ過程でのエンターテインメント。


選ぶことをいかに楽しめるか、

楽しませることができるのか

 

今やこれは商品を提供するサイドの

使命とも言えるのではないでしょうか。

 

しかし、それが『過ぎて』もダメ。

 

商品の後ろに抱える「ストーリー」。

それがあまりゴテゴテしすぎても

それだけで飽きが来てしまう。

 

「アロマの効果」というは化学成分として

一定の効果が認められています。

 

ところが個人によって『想い出』や『トラウマ』、

また、味覚のようなスキ・キライによって、

効果が全く逆になることもあり得ます。

 

いくら、瞑想に効果あり、といっても

その香りにバイオレンスなトラウマがあれば、

瞑想どころではなくなる。


精油はアロマテラピーの基本アイテム。

 

アロマテラピーって面白いかも。

どんな精油を買ったらいいのかな。

 

この「精油を選ぶ時」にも、

そんな「エンターテイメント」があると面白い。

 

いちいち効果を気にして

詳細を調べるうち、種類が多すぎて

選ぶ段階で飽きが来てしまう…または

 

鎮静効果がある、と書いてあるのに

何かあまり落ち着けない。高かったのに…

 

なんていう経験は結構「あるある」だと思う。


ブレンドにしても、その効果をいちいち厳密に

考えるよりも、

その「香りを必要とする人」にとって

どんな楽しい、面白いストーリーを作れるか、に

かかってくる。

 

効果はあくまで「付随」するもの。

 

もっと気楽に

「今自分が欲しい」と思う香り(精油)を

楽しく、エンターテインメント的に

選べるシステム、あるいは考え方が出来ないかな…

 

新しいクルマを乗り回している自分を

想像しながら、そんな想いを巡らせていました。

 

 

後日談ですが、

友人、また運の巡り合わせもあって、

安っいけど乗って楽しいクルマ、そして

誠実で永くお付き合いできそうな担当の方にも

巡り合うことができ、安心の内に年を越せました。

 

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