アロマノトビラ

~カオリノチカラ~ オトコのアロマ

50歳からの趣味のアロマテラピー  DAY3

【男子向け】50歳からの趣味のアロマテラピー

《DAY3》 精油を単体で使ってみる(リラックス編)
      ~座学よりまず実践


●まずは初対面の印象から

ラベンダー、
無事に手に入れられましたでしょうか?

この記事はもう既にこの精油、

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ラベンダー(または真正ラベンダー
とも呼ばれます)を手に入れられている
ことを前提に進めます。


あるいは手に入れられてから
もう一度読んでくださいね。

加えて言うと、
一度でもお店に足を踏み入れられた時点で
「アロマテラピー生活」が始まったも同然。

これはどんな分野にも言えることですが、
机上の勉強、想像だけでは得られないもの
が「実体験」にはあります。

セラピストに会ってみる
サロンに行ってみる

これこそ実体験の最たるものですが、
一般的に男性がサロンに入るのは
お店側としてもお客側としても
まだかなりハードルが高い傾向にある。

せめてまずはお店に入ってみること。
そんな「簡単なこと」でも
「実体験」のひとつと言えるでしょう。


では進めましょう。

まずはふたを開けて、嗅いでみて
いただきたいのですが、
香りが「濃縮」されている精油なので
かなり刺激に感じることもあります。
最初は手であおいで嗅いでみるのが
いいでしょう。

お店の方でもう試しで嗅いでみたかも
知れませんが、いかがですか?


では、
今思った「第一印象」をメモしましょう。


どこでもいいです。
後で専用のノートを作りますので
今はまず感じたままを言葉で、
文字で表してみましょう。

今の時代、メモもスマホで、という方も
多いと思いますが

紙の上に
自分の筆跡で
感じたままを、書く。

印象を画で表すのもいい、

それがこの精油とのファーストコンタクト、
「素のままの第一印象」です。


後々になって、その「印象」がどんどん
変わっていくことがあります。

香りは記憶に直結する、
その香りがどんなイメージだったか
ということと同時に、
どんな記憶と結びついたのか、という記録も
とても大切。

何を書けばいいのかわからない、という方は
こちらを参考にしてください。

----------------------
・精油名、原料植物名、和名・科名など
・第一印象、とにかく思い浮かんだ言葉
・イメージした色は
・季節で言えば
・温度感、暖かい感じ?ひやっこい?
・味覚感、おいしそう?
・単純に好きかキライか、だけでも
----------------------

別にこれら全部を埋めなくてもいいんです。
書けるものを、書いておきたいと思うものを
書き残しておく。

それぞれの精油との初対面、
ぜひともこの「手続き」を踏んでください。

面倒、と思われるかも知れません。

せっかく香り、匂いに興味を惹かれ
アロマテラピーに触れてみたいと思った
その気持ち。
プロを目指す人も、趣味でオッケーな人も
アロマテラピーを続けて行くためには
後々必要な記録になります。

なるべくなら自分だけのコダワリの
アロマノートを作って行きたいものです。

ちなみに、
私がその「専用ノート」として選んだのは
モレスキンの小さなノート。

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私の場合、よく使う項目をシールにしたり工夫してみたけど
思ったことをダイレクトにガシガシ書くので
字が汚い。。
でも、それも含めて「印象」。

--------------

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※このシールが欲しい!という方は
スマホアプリ「メルカリ」で
フリマ的に出させていただいても
おりますので、よろしければ…

・項目名7種

https://item.mercari.com/jp/m19664074308/

・項目名13種

https://item.mercari.com/jp/m27672729361/

 -----------------

 

●いざ実践!

では、次に「アロマテラピー」として実践
する場面に入って行きましょう。

とは言っても、
実践開始は今晩就寝時、まさに寝るとき。


準備するものがあります。

ティッシュとハンカチ(またはハンドタオル)。

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※写真のガーゼハンカチは100均で手に入れました^^

 

<1>
ティッシュに1滴分、
ラベンダー精油を落とします。

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精油瓶の口にほんの少し付けて
含ませるやり方でもOK。

 

<2>
そしてそのティッシュを適当に折りたたんで
ハンカチ(またはハンドタオル)に包んで枕元へ。

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<3>
そしておやすみ、です。

 

香りが強過ぎると逆に眠りを妨げる
ことになるので、適宜ハンカチを
もう一枚重ねてくるむか、または
枕元でも少し離れた場所に置くなどして
「ほのかに香る」程度に調節してください。

 

 

翌朝の寝起きの気分はいかがでしょうか。

そんなに急な変化が起きることがないかもですが、
継続していくうちに眠りの質が変化していくのを
感じられるかもしれません。

どの程度の実感が得られるか、は
人それぞれの部分があるかと思います。

ラベンダー精油には「鎮静効果」という
作用があり。今回の実践はこれを実体験
したもの。(詳しくは後述します)

そしてこれをアロマテラピーでは
「芳香浴法」と呼んでいます。

こんな感じで、わざわざ高額なディフーザ
(噴霧器)をそろえることなく、手元にある
もので、簡単にできてしまう、とても身近で
手軽な趣味なんだ、ということを
お分かりいただけたでしょうか。

 


●万能選手・ラベンダー

19世紀、フランスの化学者ガットフォセは
実験中にやけどを負い、ラベンダー精油
を用いて治療。研究を重ね、その結果を
著書『アロマテラピー』にまとめました。

つまりこれがアロマテラピーという言葉の原点。

一番最初はやけどの薬だったんですね。


もともと薬草の薬効から始まったラベンダー。

その後さらに香りの成分がもたらす効果について
研究がすすみ、資料によっては多少のばらつきが
あるようですが、例えばラベンダーであれば概ね
以下のような説明になります。

■ラベンダー

リナロール    抗真菌(カビ)
ラバンジュロール 鎮静効果 免疫強化など

酢酸リナリル   鎮静効果 鎮痛効果など

成分名は今のところ置いておくとしても、
共通する成分をもつものは共通する効果が
みられる、あるいは期待できるとされていて、
臨床的にも証明さているものもあります。


特にラベンダーはその期待できる効果が多く
さながらアロマテラピー界の万能選手。

だから「眠りの質」にも良い効果が
期待できるわけですね。

 

下で紹介する記事は、さらにオレンジスィート精油を
加えて効果倍増の芳香浴を紹介したもの。

moccian.hatenablog.jp

 

さらにこの資料もご参考に。
このラベンダーとオレンジスィートの組み合わせが
認知症予防にも効果がみられる、と医師が認めた
書籍です。

moccian.hatenablog.jp

 

 

 

次回はリラックスだけじゃない、

『元気の源』となるアロマテラピーを紹介。

 

癒やすばかりじゃなく、

元気、活力、集中力、

およそ仕事に必要な様々なパワーの素、

名付けて「パワーアロマ」についてお話します。